スイカの畑の準備から収穫までの簡単な流れをご説明させて頂きます。
定植2週間以上前に苦土石灰を施して耕します。1週間前に畝内の定植場所に堆肥と元肥を散布して耕し、床を作り、黒のポリマルチをしておきます。
定植は根鉢をくずさないように浅植えにし、水やりします。この時、晩霜のおそれがあるためビニール(ホットキャップ)を被せて保温します。
親づるは本葉5~6枚で摘芯し、第1節の子づるは摘除し、他の子づるを4本残します。子づるの生長に合わせてワラを敷き、絡みあわないように配置します。第2雌花までの孫づるは摘み取ります。各子づるの第2雌花が開花したら人工授粉し、着果が卵大の時、長卵形のものを2果残します。追肥は子づるが50cmくらいに伸びた頃と果実が卵大になった頃の2回行います。
病害では、果実の肥大中に急にしおれて最後には枯れてしまう「つる割病」に最も注意が必要です。そのほかには、つる枯病、べと病が発生します。害虫はアブラムシ、ハダニによる被害が大きいので早めに防除をします。
開花後30日過ぎに、それまで日陰であった方を日が当たるように置き直し(玉直し)をします。大玉系の収穫まで日数は開花後45~50日が目安です。
大根の畑の準備から収穫までの簡単な流れをご説明させて頂きます。
タネまきの2週間以上前までに苦土石灰とよく腐熟した堆肥を全面に散布して深く耕します。1週間前に化成肥料を施して再度耕します。
タネまきは、1つの穴に5~6粒をばらまきし、土をかけ軽く押さえます。
2~3日で発芽します。1回目の間引きは子葉が完全に開いた時、形のよいものを残して3本立ちにし、2回目は本葉2~3枚の時に生育が中くらいのものを残して2本立ちにします。3回目は本葉6~7枚の時、元気のよいものを残して1本立ちにします。
追肥は2回目と3回目の間引き後、株のまわりに1平方メートル当たり化成肥料をばらまきします。そして、軽く土と混ぜながら、株元に土寄せします。
病害で最も被害の大きいのはウイルス病と軟腐病です。ウイルスを防ぐにはアブラムシを防除する必要があります。地際部から腐って悪臭を放つ軟腐病が発生したら抜いて処分するしかありません。害虫ではアオムシ、ヨトウムシ、キスジノミハムシなどに注意します。
タネまき後60~90日で収穫期になります。収穫が遅れると根にすが入り、食味が悪くなってしまいますので注意しながら収穫していきます。